妊婦健診は、妊婦さんや赤ちゃんの健康状態を定期的に確認するために行われるものです。妊娠期間中を心身ともに健康に過ごし、無事に出産を迎えるためには、日常生活や環境、栄養などいろいろなことに気を配る必要があります。
          
病気の有無を調べるだけでなく、初期のうちから、妊娠中のことはもちろん出産・育児に関する相談事を一つ一つ解決できることで妊婦さんにとって安心した妊娠生活を送ることにもつながります。
          
自分の心と体の健康、そして赤ちゃんの健康のためにも妊婦健診を定期的に受診することが大切です。
       
     
    
      
        
        厚生労働省では合計14回の妊婦健診が推奨されています。産科ガイドラインによって検査項目は定められていますが、あくまでも標準的な内容となっているため医療機関等の方針、主治医の判断などによって実際にはさまざまです。
        当院では分娩は取り扱っておりません。妊娠32週~33週を目安に、分娩時期までの妊婦健診を行っています。
        妊娠10週~11週ごろに初期検査を実施します。採血(血液型・不規則抗体・貧血・血糖値・HIV・B型C型肝炎・HTLV-1・風疹抗体・梅毒・その他甲状腺機能や血液凝固機能に関わる一般的な項目)、検尿(糖・たんぱく)、体重測定、血圧測定、子宮頸がん検査、経腹エコーを行います。
        以降は妊娠23週までは4週間に1回、妊娠24週から35週までは2週間に1回のペースで妊婦健診を実施します。
        毎回の妊婦健診で検尿、体重測定、血圧測定、浮腫の確認、腹囲・子宮底の測定(13週目安~)、経腹エコーを行います。必要に応じて採血や細菌培養検査、経腟エコーを実施します。
        また、胎児超音波スクリーニングも行っています。胎児超音波スクリーニングは、赤ちゃんの健康状態を早い段階でチェックできる大切な検査です。出生前に診断され異常がわかった場合、適切な治療を行うことで救命率の向上や後遺症の回避・減少が期待できます。その際は適切な分娩施設や分娩方法の選択が必要になり、早期にサポート体制を整えることができます。
       
     
    
      
        
          
保健指導について
        
        毎回の健診でお話しの時間を設けています。
          
週数に応じて以下の内容をメインにお話しさせていただきます。
        
          
            
              | 初期 | 中期 | 後期 | 
            
              | □母子手帳について □今後の流れについて
 □助成券について
 □初期検査について
 □分娩場所の決定、予約について
 □母親学級案内、居住地の支援等確認の案内
 □里帰りについて
 □つわりについて
 
 | □母親学級案内 □体重管理
 □乳房チェック、希望する栄養法について
 □体の動かし方
 □日常生活の注意(貧血、早産予防)
 □家族のサポート
 □マイナートラブル
 
 | □母乳について □育児について
 □赤ちゃんについて
 □必要物品
 □母親学級確認
 □産後うつについて
 □家族のサポート
 
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              | 初期 | 
            
              | □母子手帳について □今後の流れについて
 □助成券について
 □初期検査について
 □分娩場所の決定、予約について
 □母親学級案内、居住地の支援等確認の案内
 □里帰りについて
 □つわりについて
 
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              | 中期 | 
            
              | □母親学級案内 □体重管理
 □乳房チェック、希望する栄養法について
 □体の動かし方
 □日常生活の注意(貧血、早産予防)
 □家族のサポート
 □マイナートラブル
 
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              | 後期 | 
            
              | □母乳について □育児について
 □赤ちゃんについて
 □必要物品
 □母親学級確認
 □産後うつについて
 □家族のサポート
 
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        個人的なことでも、困りごと等ありましたらその都度ご相談くださいね。